小さなお子さんのいる家庭は離乳食作りや誤飲対策など毎日大変ですよね。
アレルギーっ子のいる家庭はそこにさらにアレルギー対策もしなくてはいけなくて、食事内容からコンタミネーション対策まで、yomec夫婦は色々対策を考えながら日々過ごしています。
現在、子Gは離乳食の完了期〜幼児食へと移行している時期です。
離乳食の時期はまとめてストックをつくって冷凍していましたが、最近は食事量も増え(子Gは食べ過ぎっ子です)大人の食事と一緒に作ったり、取り分けをしたりすることも増えてきました。
こうなってきた時に気をつけなければいけないのが「コンタミネーション」です。
今回はアレルギーっ子のいる家庭のコンタミネーション対策について以下のことを中心にお伝えできればと思います。
- コンタミネーションとは
- 実際にあったコンタミネーションと対処法
- 我が家のコンタミネーション対策
- アレルギーっ子とわけているもの
「我が家はこうしてるよ!」という内容ですので、一参考になれば幸いです。
コンタミネーションとは「混入」のこと
アレルギーっ子にとって大敵なのはアレルギー物質だけにあらず!
コンタミネーションにも気をつける必要があります。
厚生労働省によると、「コンタミネーションとは食品を生産する際に原材料として使用されていないにも関わらず、アレルギー物質が微量混入してしまう場合をいう。」とされています。
例えば、卵アレルギーを持つ子Gの場合、本人が卵を食べていなくても、卵焼をしたフライパンで子Gの食事を調理したら、コンタミネーションによってアレルギー症状がでますよ。
と、こんな感じです。
アレルギー症状の強い子には微量のコンタミネーションにも注意しないといけません。
実際にあったコンタミネーションと対処法
重症には至っていませんが、子Gもコンタミネーションによるアレルギー症状がでたことが何度かあります。検査をしたわけではないので本当のところの原因は違うかもしれませんが、気をつけたほうがいいという教訓のためにもご紹介します!
- アーモンドを触った手で顔用のワセリンを塗った
- ワセリン自体にコンタミネーションが起こってしまった
- 卵料理をしたフライパンの蓋を子Gのフライパンにも使用した
アーモンドを触った手で顔用のワセリンを塗った
離乳食を与える前に口の周りにワセリンを塗るというのはもはや常識?でしょうか。うちでも離乳食を始めた頃からずっと塗っていました。
しかし、そこで起こったのが、手→顔へのコンタミネーションです。
yomec夫婦は定期的にアーモンドブームがやってきます。(だいたい夫Dの食欲が爆発して1日で1袋食べちゃうくらいの勢いで食べるのでコスパが悪く泣く泣く中断します。)
食事前に夫Dが子Gの身支度をし、わたしが離乳食を用意して食べさせていました。するとすぐに顔周りに赤いかぶれが出現。その日は新しい食材もなくなんだろうと悩んでいた時に、夫Dが食前にアーモンドを食べていたことが発覚。
対処法:すぐに顔をぬるま湯で洗う
ワセリン自体にコンタミネーションが起こってしまった
アーモンドのアレルギー症状がでてからは手洗いを徹底したのに夕飯の時間。
また口周りにかぶれが、、、おそらくワセリンそのもの(容器)にアレルゲンが付着したようです。
チューブタイプのワセリンへと変更することになりました。
対処法:チューブタイプのワセリンへと変更
☆アレルギー外来の先生からのアドバイス
ワセリン然り、手で塗るタイプの薬はアイス用のスプーンなどでとってからの使用がおすすめ!
卵料理をしたフライパンの蓋を子Gのフライパンにも使用した
これは完全に私のミスでした、、子Gの鶏肉を焼いた際に使用した「蓋」です。
とりにくを食べた子Gは変な咳と湿疹が(泣)
なにげなく使った「蓋」。実は目玉焼きに使用したものでした。
対処法:検査はしていませんが、症状的に卵白を摂取したときのものだったため、常備薬である「アレグラ」を服用
我が家の食物アレルギーコンタミネーション対策
上記でご紹介した実際にあったことを踏まえた、我が家でのコンタミネーション対策をご紹介します。
以前、「そこまでするの?」と言われたことがありますが、わたしとしてはやりすぎくらいがちょうどいいと思っています。
主に気をつけている点は以下の通りです。
- 調理器具や食器はなるべく分ける
- アレルゲンを触ったらその都度手を洗う
- 食後はなるべく早く手口を洗う
アレルギーっ子と調理器具やスポンジはなるべく分ける
主にコンタミネーションが発生するのはキッチンでの調理時です。
鍋やまな板など、よく洗っているつもりでもアレルゲンがついている可能性があります。また、仮についていなかったとしても、子Gにアレルギー症状がでた場合に、「もしかして何かついていたのかも、、」と理由が確定できないのが困るため、我が家ではなるべく調理器具を分けるようにしました。
最近はお味噌汁などを取り分けて食べることがあり、このような調理器具の分別が難しい場合は、よく洗ってから使用します。(1歳半までは完全に別調理でした)
その他、アレルギーっ子と分けている物は、おぼんや食器用スポンジなどです。うちではもっぱら洗い物担当の夫Dより「予洗いすればスポンジの使い分けはいらないんじゃないか」とのご意見があったため、最近撤廃しました。
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アレルゲンを触ったらその都度手を洗う
これは当たり前といえば当たり前なのですが、実際にあった我が家のコンタミネーションでもご紹介した通り、意識していないと忘れてしまうことがあります。
まず、あれやこれやしているとタイムロス&コンタミの危険性があるため、我が家の朝ごはんは固定化です!(楽だからってのもあります)
- 大人の食べるものは(ご飯・目玉焼き、納豆、野菜の味噌汁、ヨーグルト)
- 子Gのたべるものは(パン・野菜の味噌汁・なにかしらタンパク質・豆乳ヨーグルト)
それでも毎朝の、大人用、子G用を分けながらの調理はバタバタ!
- 手洗い
- 子Gの「豆乳ヨーグルト」を準備してから大人の「ヨーグルト準備」
- そのまま大人用の目玉焼きを準備して、石鹸で手洗い
- 子Gのパン(卵不使用)とお味噌汁を作り
- その間に大人用の味噌汁やら配膳
- ここでもう一度手を洗いして子Gの配膳
子Gの相手をしながらコンタミに気を付けて20分で終わらすにはこれで精一杯です。
でも朝から大食いな我が家
アレルギーっ子が家庭外で気をつけること
乳児期はずっと側にいた子Gも、幼児期に差し掛かりそろそろ私以外の誰かと過ごすことも増えてきました。一緒にいれば私さえ注意していれば、アレルギーの予防、対処ができますが、離れてしまうとそうもいきません。
そこで、家庭外で気をつけていることを振り返ってみます。
親戚にもアレルギー情報を共有しておく
まず私が行なっているのは子Gの祖母祖父への情報共有です。
アレルギー症状があった時やアレルギー検査・負荷試験をした時は、その都度状況と症状を共有するようにしています。そして、私たち夫婦が不在で子Gをみてもらう時は、私たちが用意したもの以外与えないコト、子Gのために買ってきてもまず私が内容を確認するコトを徹底しています。
外食はアレルギー表記を確認する
アレルギー表記をご存知でしょうか。最近は多くの飲食店メニューでアレルギー表記がみられるようになりました。アレルギーを持っている場合にこのアレルギー表記はとっても便利でありがたい!
通常、メニューをみただけでは調味料に乳や卵が含まれていないかなど判断することができません。しかしアレルギー表記があれば安心です。
他にも練り物やウインナーなど、スーパーで買うような食品も必ず表記を確認するようにしています。
旅行の際はアレルギーに対応しているかあらかじめ確認する
子Gは、離乳食中期に1回、離乳食後期に1回旅行にいっています。そして幼児期に移行中の今月は北海道旅行に行ってきました。
アレッ子母として、旅行に行く際に気になるのがやはりアレルギー対応の食事があるかどうかです。
私の場合、旅行前は事前に、必ず宿泊先に食事について尋ねるようにしています。以前に行った宿泊先では、アレルギー食(単品の幼児メニュー)を別途頼むことができましたし、今回行く宿泊先もすべてアレルギー表記がされていました。
また、対応している食品が少ない場合は持参してもいいかどうかを確認するようにしています。
最近はレトルトなども多くて便利ですが、せっかくの旅行なら、やっぱり子供にも現地の美味しい料理を食べてほしいのが本音です。しかし何かあってはせっかくの旅行も台無しなので、事前の確認が大切です。
おまけ|パパのお祝いにケーキデビュー
ことしで36歳を迎えた夫D(ぱちぱち〜)
今年はアトリエ・ニコのホールケーキでお祝いしました。
残念ながらニコにはアレルギー不使用のケーキはないため、私たちはアレルゲン全部入り(笑)のおいしいケーキを頬張りました。
しかし最近私たちの食べている美味しいものを欲しがる子Gのために、今回はシャトレーゼのアレルギー対応のショートケーキを購入!
【乳と卵と小麦粉を使用していないショートケーキ】
エネルギー | 247kcal |
タンパク質 | 3.2g |
脂質 | 15.1g |
炭水化物 | 24.8g |
アレルギー(28品目中) | 大豆・ゼラチン |
こちらは大豆が含まれているため、大豆アレルギーの方は注意して下さい。
子Gは目にも止まらぬ速さで感触しました。おいしいよね。ケーキ。
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