《D》湧き水を求め

BIKE

最近更新が滞っていた。

自粛ムードの中、練習雑記を書き綴っていいものかどうか悩んでいた。

わけではない。

ネタがなかっただけだ。

しかし特段文才のない私の練習日記なぞさぞかしつまらないものになるだろう。

私の練習内容などどうでもいいので、新潟の皆様には少しでも有益な情報をお届けできるように路線変更しようと思います終わり。




悩みはつきない。

晩飯の内容
出発時間
朝食の内容と摂取時間
早朝と帰宅時の寒暖差を考慮した服装
補給食
ルート設定
etc.

その中でこの時期になると増える悩みのタネが

ダブルボトルかシングルボトルか

である。

基本的に私はシングルボトルを好む。

ボトルケージは2つ。
一つはウォーターボトル。もう一つはツールケースである。

シングルボトルのメリットは車体重量が軽くなること。
そしてサドルバッグを装着する必要がないためサドル周辺が軽くなり、結果的にダンシング中にバイクを軽快に振ることが可能だ。

また私は個人的にCO2ボンベより安心感が得られる手コキポンプ(ダーヤマ氏命名)を好む。
その手コキポンプが入るサドルバッグとなるとそれなりに大型のタイプとなってしまう。しかしツールケースであればそんな心配はいらない。
よく背中に手コキポンプを入れている人を見るが、脂肪にまみれた私の背中にそんな余裕なんてないのだ。



実走時に私の持ち物はツールケースを含め以下の通りである。


背中にはコレ



シングルボトルのデメリットとしては、やはりボトルがすぐに枯渇してしまうことだろう。
そしてドリンクが1種類しか持てないということも大きい。

普通はボトルが枯れてしまえば自動販売機やコンビニで100円で500mlのペットボトルを購入するのだろうが、ロングボトルは700-800ml入るものが多くペットボトル一本では満タンにならない。

しかし世の中には不思議な事もあるもので、コンビニでは500mlと2Lの水は同額(100円)で販売されている。
もしあなたがダブルボトルであれば2L品を購入し、ボトルには1.5L分を補充し、残りはその場で飲み干すという荒業が可能だ。

結果として一本当たり50円の価格差がダブルボトルかシングルボトルかで生まれる。



つまるところ軽快なダンシングが可能なシングルボトルか、お財布に優しいダブルボトルかという選択に帰するのである。



多くのローディの金銭感覚は崩壊している。
3万円のサドルに何も感じない一方、100円の水代をケチってしまうローディも多いだろう。
私もそうだ。

これらの要因が数多のローディの悩みのタネとなっている理由だろう(知らんけど)。

しかしそれらの悩みを一発で解消してくれるもの。
そうそれが



湧き水である。

ご存知だろうか。
湧き水は基本的に無料(タダ)なのである。

※たまにお気持ちだけおなしゃすという看板が立っているが、私はその年の始めに1年分をまとめてお供えしている。

気温が上がり始めるこの時期、私は必ずルートの中に湧き水スポットを取り入れている。
それによりシングルボトルでもお金を使わずに帰ってこれるのである。
しかし意外にも新潟ローディの多くは湧き水の存在を知らない。

であればこの機会に湧き水の在り処をあの人に聞いてみようではないか。
ロードバイク歴30年を超える人型グーグルマップこと



岸本會長だ

2009年世界選手権個人TTゴール後のトニー・マルティンのモノマネをする會長。


私が過去に會長に教った湧き水スポットを一部を紹介しよう。



◆比礼の宮清水
サテライト中越とトンネルの間の道を曲がった場所。
湧き水マイスターとしても活動している自分の中でも2,3位を争う味。
その先は森立に繋がる。



◆入広瀬の湧き水
石峠から下り、その途中の左に見える集落をすぎると見えてくる。
その先はハーブ香園に続くため、アタック前の補給には最適な場所である。
味は普通。



◆種苧原の湧き水その1
種苧原に数多く存在する湧き水のうちの一つ。
ここは広神ダムからの登りの最終地点付近にあるため非常に便利。
個人的に一番お世話になっている湧き水なのである。
しかし味は普通だ。



◆真木の超神水(勝手に命名)
私の中で記憶に残る美味い水が過去3つある。

一つ目は小学生の時に間違えて自動販売機で購入した「森の水だより」である。
ミネラルウォーター初体験だった私は、ただの水がこんなにも美味いのかと感激したものである。

二つ目は初めて弥彦山をロードバイクで登り頂上で飲んだ「いろはす」である。
初めての観音寺は40分ほどかかっただろうか。死ぬほど辛かったことを覚えている。
当然二回目以降その感動はなく、今はコーヒーフロートがその代わりとなっている。

そして三つ目がこの「真木の超神水」なのである。
何も言わず是非これを飲んでほしい。
ここに家を構えようと考えたレベルである(大嘘)。

現場
入り口

入り口は長岡市営スキー場を通過したその先に位置する。
ご存知の通り長岡側からの真木林道は平均勾配7%の7km弱の非常に厳しい登りで、シーズンになると山菜採りの老夫婦で道は埋め尽くされ走行には注意が必要だ。
湧き水スポットは非常にわかりづらいので注意が必要。
栃尾側に下るとその先は半蔵金で、そのまま下れば栃尾市街に出れるため非常にアクセスはいい。

セグメントでいうとコレ
よくわからんと思うけど。



数年前に岸本會長が湧き水マップを作ってくれた。
私だけが持っているのはもったいないので、それをこの瞬間に解き放とうと思う。
會長に感謝しつつこのマップを是非有効活用してほしい。

これからの時期、湧き水は必須である。
これら湧き水スポットは周辺住民の活動により維持管理されているところも多い。
新潟県産ローディとしてマナーを守り使用したいところである。

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