ちょくちょくハッピーメーター、ハッピーローラーについて議論が交わされていますが。
Zwiftってすんごい特殊な位置に存在してると思うんですよ。
まず、スポーツなのかゲームなのかってところ。
というのも実走力とZwiftってさ、モータースポーツに対するグランツーリスモや、格闘技に対するストリートファイターとは明らかに違うんよね。
近いんよ。
だから実走とZwiftを完全に切り分けて考えるのって難しいと思うんですよ。
あとね、
上振れしやすくて精度の低い機材の方が強いってところね。
実際は下振れしてるアンハッピーメーター、アンハッピーローラーも沢山いるんだろうけどさ、
安い機材の方が強いことがあるって、高級スマートローラー使ってる人からしてみたらアホみたいじゃん。
ただね、
これはもうしょうがないんですよ。
世界中のZwifterがKICKRで揃えられるわけじゃないし、デュアルレコーディング出来るわけじゃないし。
同一機種内での公差ってのもあるし、プレイしている環境も、通信環境も違う。
センシングの方法もメーター、ローラー、メーカーによってバラバラ。
同じ条件で戦えるわけないのよ。
最高機材で揃えたことによって、レースで勝ちにくくなるということを理解しなければZwiftはやれんのよね。
多分この問題って未来永劫解消されないと思うんで、脳みそでそのあたりしっかり自分に言い聞かせないと、本来であれば最高に楽しいZwiftが、月額1500円払った上で最高につまらないものになっちゃって超もったいないのよ。
というのがZwift歴5年目に突入しました一般Zwifterの個人的な考えなのでした。
ここからは超余談なんですが、
どのジャンルの競技でも、特定の機材に対する規制問題ってありますよね。
・マラソンにおけるナイキのヴェイパーフライhttps://www.jaaf.or.jp/news/article/13959/
・競泳ではspeedoのLZR Racer
・格闘ゲームではガフロコン
https://esports-mania.com/hitbox-4085
とかね。
まぁBBにモーター仕込むとかいう明らかな機材ドーピングは置いといて。
こういう特定の機材が禁止になる流れってのが大体決まってますよね。
機材性能自体が突出して高くて、競技者全員がそれ使いだしたり、それ使わないともう勝負にならなかったりする場合ね。
人類初のサブ2を達成したキプチョゲさんとか、箱根駅伝で区間新記録が連発したとか、記録が目立ち始めてから公になることが多いと思いますが。
まぁあれだけのもの見せられればそりゃあ禁止にしたくもなりますよね。
自転車って機材も含めた勝負ってところがありますけど、マラソンはなんか己の肉体だけで勝負するって感じもあるし。
それにナイキ以外からスポンサードされてる選手が明らかに不利になっちゃいますしね。
その他メーカーも似たようなシューズ作ればええやん。って思っちゃいそうだが、ナイキの厚底シューズの基礎特許が出願されたのが2012年とのことで、まぁ2033年までは有効っぽいんですよ。
専門外過ぎてどこに特許性があるのかワケわからんかったのですが。
なんか上手いこと回避できそうな感じもするが出来ない理由でもあるんでしょうかね。
まぁここは弊社知財部の大王様が降臨され解説してくれるのを待とうではないか。
興味がある人はリンク貼っておくから見てね。
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/
特許第6076481号:プレート緩和流体充填ブラダおよび/またはフォームタイプ衝撃力減衰部材を有するソール構造およびフットウェア製品
特許第6076482号:プレート緩和流体充填ブラダおよび/またはフォームタイプ衝撃力減衰部材を有するソール構造およびフットウェア製品
さらに余談ですけど、
ビデオゲーム界隈ではこういったバランスブレイカーに対して、GA(Gentleman Agreement)という所謂紳士協定で解決することが多いのよ。
ジョジョの奇妙な冒険(初代PS版)のペットショップとかスパ2Xの豪鬼とかまぁ有名ですよね。
あとシステム的なことをいうとスト2シリーズの当て投げとか、KOF11の出限時にガー不及び確定投げ重ね禁止とかね。
FPSだとプロチーム同士で禁止武器、禁止アタッチメントとか決めてますよね。
公式大会では禁止されてないけど、プロチーム同士で決めてるっていう。
スポーツとゲームの両面の特性を持つZwiftは、これらとまた違った対応を取らないといけないのかもしれませんなー。
果たしてWatopiaに平和な日々は訪れるのだろうか。
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